2022/08/08

歯科金属アレルギーの相談希望の方へ

当院にて治療中もしくは初めての方から歯科金属アレルギーについての相談を受けることが多くなってきました。

当院では歯科金属アレルギーの相談及び治療も行っております。

歯科金属アレルギーについて

 

しかし、治療には流れがあります。

具体的には、

カウンセリング→口腔内の検査・レントゲン撮影→(疑いがある場合は)皮膚科へのパッチテストの依頼→皮膚科からの情報提供(どの金属に対してアレルギーが認められるかなど)→治療計画の説明→治療開始

となります。

 

そこで当院からのお願いがあります。

・(パッチテストを受けたことがないのに)金属アレルギーがあるから金属をすべて外してほしい!といった要望に対しての治療は行いません。蕁麻疹がなかなか治らなかったり、手足の皮膚が剥けてしまうなど金属アレルギーの疑いがある場合は必ず検査を受けていただきます。当たり前ですが、すべての金属を除去しても原因が金属アレルギーでなければ蕁麻疹や掌蹠膿疱症などの皮膚症状は改善されません。

・皮膚科やアレルギー科に行って勝手にパッチテストを受けないで下さい。

口腔内に存在する金属を予測し(銀歯は複数の金属から成る合金で、また同じ銀歯でもその組成がそれぞれ異なる場合があります)、それに対して皮膚科の先生にテストを依頼します。もし、歯科医師に相談せずに受けたパッチテストで必要な金属が含まれていない場合は再検査となって二度手間になってしまうので、必ず当院からの診療情報提供書(手紙)を持参し検査を受けるようにしてください。m(__)m

特に、第二大臼歯の保険適応のCAD/CAM冠・インレーを希望される場合は診療情報提供書がないとできませんのでご注意ください。

 

また当院での相談はいつでも受け付けておりますが、夏の間は皮膚科でのパッチテストができないため(皮膚に試薬を貼り付ける検査になります。夏は汗を多くかくため、正確な判定が困難です。)、皮膚科へのご紹介は概ね10月以降になります。

 

ご不便おかけしてしまうこともあり大変恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

 

群馬県前橋市の歯科医院 まえばしMI歯科

院長 高橋 陽介

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