「虫歯を放置してしまい、夜中に歯が痛くなってしまった。
家の薬箱の中に歯の痛みに効く物があったらな…」
実はあるんです(^○^)
お腹が痛くなった時に飲む正露丸。
歯が痛い時にも使えるのです(;´Д`)
効能の部分を読むと、
「むし歯痛」と書かれていますね(^^)
正露丸の主成分は木クレオソートというもので、防腐作用や殺菌作用があります。
これは歯科医院で神経の治療を行うときに歯の中に詰める消毒薬に近い成分で、虫歯の穴の中に入れるとじわじわ浸透して炎症が起こっている歯の神経を麻痺させ、痛みをやわらげることができるのです(歯科医院の独特のあの匂いは歯の中に詰める薬が診療室の壁などに染み付いてしまうために生じます。当院ではこういった薬剤は使用しておりませんのでこの匂いはありません。)
使用方法は、虫歯の穴の中に正露丸を小さく切って入れるといういたってシンプルな方法です。
※手でちぎると匂いが付いて大変なことになりますのでご注意下さい(;゚Д゚)
しかし、全ての歯の痛みにこの方法が有効というわけではありません。
ちぎって入れるため、ある程度穴が開いている場合でないと使えません。
また、歯の中の神経を麻痺させて痛みを感じずらくするため、神経が無い歯には効きません。
それと、
一番大事なのは痛みが良くなった場合でも虫歯が治ったわけではありません。
放置しておくと必ず痛みはぶり返しますので歯科治療は必須です。
応急処置的に使用するのは良いと思いますが、必ず歯科医院へ行って診てもらうようにしましょう(^O^)
群馬県前橋市の歯科医院 まえばしMI歯科
院長 高橋陽介