歯科治療は回数がかかるからめんどくさい!!
このように思われている人多いと思います。
当たり前ですが、もし1回ですべての治療が終わるのでしたら終わりにしてます(+_+)
現状、回数をかけないと治せないため通院をご協力いただいておりますm(__)m
歯科治療は非常に精密な作業であるため、1回で終わらせることが困難であり複数回にわたり治療を行う必要があります。
なかなか終わらないし、痛くなくなったから行くのやめちゃおうかな?
ちょっとまって下さい!!中断するとどのようになるかご存じでしょうか?
下記に治療の中断が多いパターンとどうなるかをいくつか挙げます。
例1.詰め物の型どりをして仮詰めが取れて何か月もそのまま放置してしまった場合。
仮詰めがとれたまま何週間も放置してしまうと隣の歯が動いてきてしまいせっかく作った詰め物が入らなくなってしまいます。
また、歯の中の象牙質と呼ばれる柔らかい層がむき出しになってしまい再び虫歯になってしまいます。
さらに、歯が大きく欠けてしまったりして痛みが出てきてしまうこともあります。
例2.神経治療の途中で痛みがなくなったから行くのを止めてしまった場合。
これはダイレクトに歯を失う原因となります。
神経の治療を行うと痛みは取れます。しかし、治ったわけではありません。
神経をとるということは血管や歯を修復する細胞なども一緒に取り除いてしまうので、細菌などの外敵の侵入に対しての抵抗がなくなり、歯を悪化させやすい常態になります。虫歯が入ってきても痛みを感じませんが、一気に悪化します。
また、細菌が根の先から出て骨の中に膿をためてしまうこともよくあります。
さらに、神経をとるときに歯を大きく削っているため、固いものを咬んだ時に歯がまっぷたずに割れてしまうこともあります。こうなるともう抜歯です。
神経治療を開始したら、次回の予約は必ず1か月以内にとるようにしてください。出張などで期間が開いてしまう場合は必ずそのことを担当医の先生に伝えて下さい(とるのは少し大変ですが、固めの仮詰めをしてもらえると思います)
例3.歯周病の治療(歯石とりなど)や定期的なメンテナンスを途中でやめてしまった場合。
歯石が付きやすく、歯周病のリスクが高い人が途中で通院を止めてしまうと確実に悪化します。
歯石をとるのは人によっては痛みを伴いますが、麻酔をしてとることもできますので必ず最後まで受けて下さい。
歯石をとった後もしばらくするとまた付いてしまいます。3か月から半年おきに必ず定期検診およびメンテナンスには来てください。
時々患者さんから、
いつまで通ったらメンテナンスは終わりになるの?
と聞かれますが答えは、
メンテナンスに終わりはありません!!
メンテナンスは虫歯の治療などとは異なり、現状を維持していくものなので終わりはないです。虫歯や歯周病のリスクが全くない人(実際にはほとんどいませんが)を除いて中断すると再発するリスクが高まります。必ず継続して通って下さい。
群馬県前橋市の歯科医院 審美歯科 虫歯治療 歯周病治療
まえばしMI歯科 院長 高橋陽介