みなさんアマルガムとはご存じでしょうか?
アマルガムは虫歯治療で用いる銀歯の一種ですが、
銀歯には被せるタイプのクラウン、型どりをして詰めるタイプのインレー・アンレー、そして直接充填(詰める)するタイプのアマルガムがあります。
クラウンおよびインレー・アンレーは通常、金銀パラジウム合金という金属で作られています(銀合金で作られることもあります)
アマルガムは銀・錫・水銀の合金です。
水銀が含まれていると聞くと怖いイメージがありますが、口の中に入っていても水俣病のようなことは起きません(人によっては金属アレルギーの症状が出ることはあります)
以前は保険診療で用いられていましたが、今は保険請求できなくなったため新しく充填されることはないでしょう。
30代以上の患者さんの口腔内ではよく見かけます。当院は地方だからでしょうか?まれに10代の患者さんでも充填されているのを見かけます。(´゚д゚`)
アマルガムは審美的ではないため嫌がる方も多いですが、殺菌作用があり虫歯の進行を抑制する効果もあります。そのため、必ずしも除去しないといけないわけではありません。
しかし、審美的に気になる方も多いので、除去し審美修復を希望される方も多いです。
左:術前 右:術後
左下第一大臼歯をダイレクトボンディングで修復しました(¥33,000 税込み)
どこが歯?どこがレジン?(*‘ω‘ *)
私自身も??となってしまうことがあります。その時は、小さなレントゲンを撮ると充填したところが白っぽく写るようになっているので見分けることができます。
※上記のダイレクトボンディングを希望される方へ:通常、アマルガムが充填されている歯は充填物により歯自体が変色しています。充填物を白くすることは可能ですが、歯自体の色を拾うため通常の歯と比べ、グレーがかったややシックな色合いとなります。歯自体を真っ白にしたい方はセラミッククラウンによる補綴が必要になります(健康な歯を大きく削って被せる治療になるため、当院ではあまりお勧めしておりません。)
興味のある方は当院までお問合せください。
群馬県前橋市の歯科医院 まえばしMI歯科 院長:高橋陽介