先日、40代女性の患者さんの前歯の詰め物を詰め替えたとき、「以前他の歯医者さんで同じような治療を受けてから少し色が気になってたんだけど、なんで先生の医院の詰め物はこんなにきれいに色が合うの?」とびっくりされました。
前歯の虫歯治療には主にコンポジットレジンと呼ばれる白い詰め物が用いられますが、実は同じ白でも1色ではなく、何種類もあるのです。
白は白でも、透き通ったものから濁りがかったものまで、色々なものがあります。
シェードガイド(色見本)もあり、この中からあった色を選んで詰めます。複数色を併用して使用することもあります。
シェードガイドです(^^♪
当院では様々な症例に対応できるようにたくさんの種類のレジンを備えています。
主に保険診療で使用するレジンです。可能な限り色が合うよう多数用意しております。
審美目的の治療に使用するレジンです。高級感があり、きれいなパッケージですね(^_-)-☆
色を付けるためのレジンです。スタッフに持ってきてもらうときには「えのぐセットください!」と言います(笑) 自由診療(ダイレクトボンディング)に使用します。
日本人の場合は若い人だとA1~2の場合が多く、年配の方だとA3~4となる場合が多くC系統になる場合もあります。
※C 系統の場合、
大体はテトラサイクリン歯(胎児のとき、母親がテトラサイクリン系の抗生物質を飲んだことによりこどもの歯に着色がみられるもの)であり、紫、茶、灰色などの色模様がついているので、色を合わせるのは非常に困難です。色模様がそこまで複雑でない場合はユニバーサルシェード(万能色)を充填します。
万能色とはいえ完全には合わず、色に関しては80点の治療になります。
非常に複雑な色をした歯の場合は保険適用のレジン治療は困難であるため、保険適用外レジンを併用もしくはセラミック治療が必要となります。
(ともに自由診療となります)
前歯の色が気になる方は当院にご相談ください。
群馬県前橋市の歯科医院 まえばしMI歯科 院長:高橋陽介