4月より保険の歯科診療報酬の改定があり、CAD/CAMインレーというものが追加されます
通常、小さい虫歯治療は虫歯をとったところだけ詰めるコンポジットレジン(通称CR)で治します。
少し大きめの、特に隣接面の虫歯を治療した場合はインレー(型どりをした詰物)になります。
歯の大部分が虫歯になった場合はクラウン(歯の形をした被せもの)になります。
今まではCRおよびCAD/CAMクラウンは保険適用になっていました(厳密に言えばレジンインレーというものがありましたが、保険点数が技工料より低く、治療すると確実に赤字になってしまうため治療する医院はありませんでした)
つまり、小さい詰め物と被せものは保険でできるが、その中間の詰め物は保険では治療できませんでした。
今回の改定でこの中間の詰め物も保険でできるようになりました。
おそらく、保険適応外のハイブリットセラミックスインレー(コンポジットレジンの強度を上げたもの)と同じようなものになるでしょう。
適応となる条件は、
①小臼歯に使用する場合
②上下顎両側の第二大臼歯がすべて残存しており、左右の咬合支持がある患者に対し、過度な咬合圧が加わらない場合等において第一大臼歯に使用する場合
③歯科用金属を原因とする金属アレルギーを有する患者において大臼歯に使用する場合
つまり、小臼歯は無条件で適応となりますが、大臼歯は条件を満たす場合のみ適用となります。
うーん、大臼歯でこの条件満たす人あまりいないのでは…
第二大臼歯が全部そろっている人は多いけど、過度な咬合圧が加わらない場合ってほとんどないと思います。第一大臼歯は口腔内で1番負荷がかかる歯ですからね…
実際にまだ始まってないので、どのくらいもつかはまだわかりません。
希望のある方は当院スタッフまでお尋ね下さい。
群馬県前橋市の歯科医院 まえばしMI歯科 院長:高橋陽介