2022/01/24

当院の虫歯治療について

久しぶりの投稿になりますが、今回は当院の虫歯治療についてお話します。

虫歯治療といえば、虫歯を削りとった後、歯を一回り大きく削り、ピンク色の粘土みたいなもので型どりをして、銀歯を入れるのをイメージする人が多いかもしれません。

昔の治療では、

虫歯をとった後に歯を健康な部分を含め大きく削り、型をとった銀歯(インレー)を入れるのが主流でした。

しかし、これにはデメリットがあります。
虫歯の部分1に対し健康な歯の部分を2~5ぐらい削らないといけない→歯の強度が低下してしまう。
型をとるため、最終的な詰め物が入るまで最低でも1~2週間かかる→治療期間が長くなり、回数も多くなる。
審美的ではない→ギンギラギンとなってしまう( ;∀;)。特に若い人は嫌がる。

当院の治療は

小さい~中程度の虫歯であれば悪い部分だけを削り、コンポジットレジンで充填します。8~9割の症例はこれで対応できます。

コンポジットレジンとはレジンと呼ばれるプラスチックにフィラーと呼ばれるセラミックの細かいものを混ぜて固くしたものです。イメージでいうと、ポートランドセメントに砂利や小石などをまぜてコンクリートを作るのと同じです。柔らかい材料+固い材料で、強度をある程度確保しつつ形作りもしやすくします。

※もともと大きな銀歯が入っていた歯や大きく欠けてしまったしまった場合は型をとった詰め物・かぶせものになります。

当院の治療の一部を紹介します(途中所々過程を省略しています)

フロアブルレジンと呼ばれるコンポジットレジン

フロアブルレジンと呼ばれるコンポジットレジンです。このようなシリンジの中に入っています。

接着剤を塗っている画像

 

接着剤を塗り、風をかけ乾かし、光を当てます。

 

レジンを充填している画像

レジンを充填します。

 

光を当てている画像

光を当て固めます。

歯の形を整えている画像

 

これを繰り返すことで歯の形を作ります。

 

※基本的には保険診療内で行っておりますが、正中離開(前歯のすきっ歯)など審美性を求める場合は保険適用外となります(ダイレクトボンディング)。詳しく知りたい方はお気軽にご相談ください。

群馬県前橋市の歯科医院 まえばしMI歯科

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