当院の虫歯治療ではコンポジットレジンを使用した治療がほとんどで、
メリットとして
白い歯で即日修復できるといった点がありますが、デメリットもあります。
デメリットとして
①セラミックと比較してプラーク(細菌の塊)が付きやすい。
②金属修復と比較して強度が低い。
などがあります。
今回は①のデメリットを補うためのメンテナンスについてお伝えします。
まず、治療前ですが、歯ブラシをしっかりしてください。プラークが歯にたくさん付いているということは虫歯や歯周病が進行しやすい常態です。せっかく治しても、レジンにはプラークは付きやすいため、詰めたところの縁の部分から二次的な虫歯になってしまったり、歯肉付近に詰めた場合は歯石が付いたりしてそこから歯周病が進行してしまうことがあります。また、歯肉の腫れがあるとそこから出血してしまい詰め物が歯に付かなくなってしまうため治療できません。当院ではきちんと磨けていない患者さんにはブラッシング指導も行っております。
治療後ですが、歯ブラシをしっかりするのももちろん重要ですが、フロス(糸ようじ)もしてください。特に隣接面に詰めた場合は、歯ブラシが行き届かないためプラークが付きやすく、二次的な虫歯になりやすいため、1日1回でいいので通すことをお勧めします。詰め物が取れたりするのが怖いという方もいますが、フロスを通して取れてしまうということは接着剤が古くなっているということなので、どのみち再治療が必要だったということなので痛みが出る前にそれがわかってよかったとプラスに考えて下さい。フロスを通して段差が気になるという方は後日隣接面を研磨することもできます。
また、定期検診およびメンテナンスに必ず来てください。普段の歯ブラシなどで取り切れないプラークや歯石の除去を行います。また、上手く磨けていない場所をお伝えすることもできます。
歯科医院は痛くなったら行く場所と思っている人が多いですが、痛くなったら行くを繰り返していると歯を失います。歯科治療は1本の歯に対して行える治療の回数が決まっています(1本の歯の治療は4回までで、5回目には抜歯と言われています)。そのため、少なくとも3か月~半年に1回は虫歯や歯周病が進行していないか検診およびメンテナンスを受けることをお勧めします。
群馬県前橋市の歯科医院 審美歯科 ダイレクトボンディング レジン治療
まえばしMI歯科 院長 高橋陽介