2022/03/28

痛くない歯科治療・歯科医院について

ネットで検索すると、検索履歴に「痛くない歯医者」や「無痛治療」などのワードで検索している人が多くいることがわかります。

はたして歯科治療時の痛みをゼロにすることは可能なのでしょうか?

結論から言うと、歯科医師の工夫次第で治療時の痛みをゼロに近づけることは可能ですが、すべての患者さんの治療を完全に無痛で行うことは極めて困難です。(;´Д`)

まず、痛みの感じ方ですが、こればかりは人それぞれなのでなんとも言えません。治療時に頬っぺたを少し引っ張っただけで痛いと訴える人もいれば、神経ギリギリまで虫歯を削っていても全く痛くないという人までいます。私の経験上500人に1人くらいの割合で極めて痛みに弱く、麻酔なしだと歯石とりなどの通常麻酔が不要な処置もできない方がいらっしゃいます(もちろん、当院では無理やり行ったりしませんので、痛みに弱い方はあらかじめご相談ください)

同じ治療を受けたとしても、痛みに強いAさんは完全に無痛治療となるかもしれませんが、痛みに非常に敏感なBさんにとっては完全なる無痛治療は難しいかもしれません。(>_<)

 

患者さんの痛みを減らすために必要なことは、

・患者さんの不安を軽減すること

・麻酔を十分に聞かせること

などが重要になります。

 

本日は麻酔について書きます。

当院では可能な限り痛みを少なくできるように麻酔をいくつか使い分けています。

①表面麻酔:歯茎に塗る麻酔です。綿球に染み込ませて歯茎に数分置きます。針を刺した時の痛みをほとんど感じなくさせる作用があります。これを塗ると、寝ている子供の患者さんを起こさずに麻酔することができます(笑)

表面麻酔

 

②浸潤麻酔:一般的な麻酔です。33Gもしくは35Gという細い針を用いています。使用する針を細くすることにより痛みを軽減できます。針の太さはだいたい髪の毛と同じぐらいになります。

浸潤麻酔

 

③伝達麻酔:下の奥歯を治療するとき、浸潤麻酔が効かない場合や効きずらいと考えられる時に用います。親知らずを抜歯するときや下の奥歯の神経治療で浸潤麻酔が効かない時に用います。奥歯の奥の頬っぺたに麻酔し下歯槽神経(歯や下唇の神経のおおもと)をブロックするのですが、同時に舌や下唇までしばらく痺れるのが特徴です。

伝達麻酔

痛みに弱い・怖い方や、麻酔が怖い方は治療時あらかじめ当院スタッフまでお伝えください。

 

群馬県前橋市の歯科医院 審美歯科 ダイレクトボンディング レジン治療 虫歯治療

まえばしMI歯科 院長:高橋 陽介

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