矯正治療以外の方法で歯並びは治せるのか?
歯並びを治す方法で一番多く行われているのが矯正治療です。
矯正治療というと一昔前は歯に金属製の装着して歯を動かす治療が行われておりましたが、現在は見えずらいマウスピース矯正が流行っています。
(すべての症例がマウスピースで治療できるわけではないため、現在もワイヤー矯正はおこなわれています。)
歯並びを治す治療法で一番ベストなのは矯正治療です。
しかし、患者さんの中には矯正装置を何年も付けたくないという方や費用面で矯正治療を行うのが困難な人もいます。
矯正治療を行う場合数年間は装置を付ける必要があり、また費用も100万円前後かかります。
では、他にどのような治療法があるのでしょうか?
①歯と歯の間に隙間がある場合はダイレクトボンディングという方法が一番いいと思います。
これは、歯にコンポジットレジンと言われるプラスチックを盛り光で固めることで歯の形態を作る方法です。
以前書いたブログの記事です。参考にして下さい。
②歯と歯の間の隙間が無く、叢生(歯と歯が重なって生えている)場合はセラミック矯正という方法で治す場合もあります。
セラミック矯正は歯を大きく削り小さくしたところに被せ物をして歯の形や角度を変えます。
いったん壊してから作り直すといったイメージです。
※歯科医学的にみるとこれは矯正治療ではなく補綴(ほてつ)治療に分類されます。
短期間で歯並びを変えることはできますが、健康な歯を大きく削るため歯の寿命は短くなる場合があります。
正直あまりお勧めできる治療法ではありませんが、どうしてもという場合は行われる場合もあります。
以前書いたブログの記事です。参考にしてください。
矯正治療以外の歯並びの改善方法を挙げましたが、長期的に見てどの治療法を選択すべきかよく考えたうえで治療を開始したほうが良いと思います。
群馬県前橋市の歯科医院 まえばしMI歯科
院長 高橋陽介