「根管治療をずっと何カ月も続けているけど一向に良くならない。本当に治るの?」
このような相談を転院してきた患者さんから時々受けます。
根管治療は何カ月もだらだらと続けるものではありません。
何カ月も続けるとそれに比例して細菌感染の頻度が多くなります。つまり、治しているのか壊しているのか訳が分からなくなってしまいます。
実際にこのような治療が多く行われている日本の根管治療の成功率は20~30%程度です。
一方、アメリカの根管治療専門医が治療した場合、初回治療(initial treatment)の成功率は約90%で、再治療(retreatment)の成功率は約70%となります。
当院でも米国式根管治療の統計をとりましたが、この数字に近づきました。
つまり、成功率は100%ではありませんが、きちんとした治療(拡大視野下で、ラバーダムを用いた無菌的環境下で、十分な時間をかけて)を行えば、成功率は高くなるということです。
過去のブログでも書きました。
病変が大きくても治るときは治るのです。特に、上記のブログのような初回治療の場合は比較的予後は良いと思います。
他院で抜歯しないといけないと言われたけどどうしても残したいという方、一度ご相談下さい。
※米国式根管治療は全て自由診療となります。
まえばしMI歯科
院長 高橋陽介